食い尽くし系はなぜ食い尽くすのか?自己中なだけじゃない社会性の欠如

近年SNSや掲示板で話題になっている「食い尽くし系」とは、家族の分まで勝手に食べてしまったり、大皿の料理を一人で平らげてしまったりする人のことを指します。

なぜ彼らは食べ物に執着し、自分の欲求を抑えられないのでしょうか。

食い尽くし系の行動には様々な背景があります。生い立ち、環境、性格・・・多くの食い尽くし系の言動を研究しているとその中にはとある共通点も見えてくるのです。

常識人には理解し難い彼らの食い尽くし行動の理由に迫っていきます。


目次

食い尽くし系が食べ物を食い尽くす理由

食い尽くし系が周囲への配慮なく食べ物を食い尽くしてしまう理由を考えていきましょう。

食い尽くし系の正体を暴くには、彼らの人間性の根っこの部分を探っていくことになります。

食い尽くし系は自己中だけじゃない!? 社会性の欠落も関係アリ?

まず、「食い尽くし系ってただわがままなだけでしょ?」と思っている人、多いんじゃないでしょうか。

でも実はそれだけでは説明がつかない部分があるんです。確かに自己中心的な性格が大きな要因なのは間違いないですが、それ以上に「社会性の欠如」という深刻な問題を抱えているケースも多いんです。

例えば、普通は食卓では「みんなで美味しく分け合う」という暗黙のルールがありますよね。

そういう場面で、食い尽くし系の人はそのルールが全く見えてないんです。それどころか「私はこれだけ食べたいんだから、これでOK」くらいに思っている。

だから相手がどんな気持ちでいるのかなんて考える余地もなく行動してしまうんですね。驚きますよね、そこまで自分ベースだと正直びっくりします。


恥ずかしいと感じるより自己防衛が優先!「指摘を拒む心理」

さて、食い尽くし系の人に「ちょっと食べすぎじゃない?」なんて指摘してみたことがある方もいると思います。

で、その反応どうでした?おそらく、「なにそれ?おれは悪くないけど?」と全力否定された経験があるんじゃないでしょうか。

あれ、ほんと摩訶不思議ですよね。なんで素直に「ごめん」と言えないんでしょう。

その裏には、ものすごく強い「自己防衛」の心理が働いているんです。

間、誰しも自分の非を認めるのは簡単なことではないですが、食い尽くし系の人は特にそのハードルが際立って高いんです。

理由はシンプル、自分の「恥」を認めたくないから。

もはや、その恥ずかしいという感情を「自分を守る壁」の外に追い出してしまうんです。「私が悪い?そんなはずない!」と強く思い込むことで、心を守る努力をしているわけですね。

しかも驚くべきことに、「そんなに食べたかったら早く取ればいいじゃん?」なんて逆に相手を責めるパターンも多いんです。

まるで自分は裁判官にでもなったかのように他者をジャッジする姿勢・・・もうここまでくると受けて側はしんどくなりますよね。


思いやりゼロ?他人の気持ちが見えない「共感力の欠如」

食い尽くし系の人を見ていると、どうしても感じるのが「人の気持ちを全く理解していない!」ということじゃないでしょうか。

たとえば、奥さんが丁寧に揚げた唐揚げを一瞬で全部食べられた日には、「わたし全く食べてないのよ。ちょっとは気づいてよ」と泣きたくなる思いをした方もいることでしょう。

普通、自分の目の前にある食べ物を「これは皆の分だから少し残しておこう」と考えるのが、他人への思いやりです。

でも、食い尽くし系の人にとってはそれが「ただの選択肢」でしかないどころか、「考える必要がない」ものかもしれません。

「食べたいから食べる、それの何がいけないの?」くらいに思っている可能性大なんです。

そして、こちらがどんなに真剣に「これだけ食べられると困るんだけど…」と訴えても、相手は「へぇ、そうなんだ」くらいの温度感。

自分本位すぎて、こちらの絶望感なんてモブキャラの嘆きくらいにしか受け取らない様子に、信じられない気持ちになりますよね。


そもそも人との境界線が曖昧?「他者=自分」の危険な距離感

さらに根深い問題があるとしたら、それは「他人と自分の境界線が曖昧である」という点です。

人間関係の中で大切なのは、相手を自分とは違う人格を持つひとりの存在として尊重すること。

でも食い尽くし系の人は、無意識のうちに「他人も自分の延長線上の存在」くらいに思っている節があります。

これがどういうことかというと、「自分が幸せなら相手も幸せ」「自分が満足しているなら、みんなも満足してるでしょ?」と勘違いするんです。そ

の結果、自分がしたいことを優先して、それを当然だと思い込む。だから、「全部食べてお腹いっぱいだし幸せ!はい、解散!」みたいな流れに違和感を持つことがないんですね。

私たちが「ちょっとそれは無神経すぎるんじゃない?」と感じるのも無理はありません。

ですが、その人にとっては「自分の延長線にいる存在」でしかない他者の気持ちを考えること自体が、オプション扱い。

こんな無自覚な人だから食い尽くし系は手強いのです。


まとめ:食い尽くし系の背景には自己愛の強さ

どうして食い尽くし系はそんなに食べ物を独占してしまうのか。

その答えを探ると、キーワードとして浮かび上がるのは「強い自己愛」の存在です。

彼らにとって自分の満足が最優先であり、他人の気持ちは二の次どころか視界にすら入っていないんです。だから、自分が最高に満たされているのに相手が怒ったり悲しんだりしていると、そのことすら理解できないんですね。

とはいえ、その行動は無意識のうちに彼らが心を守るために取っている「防御手段」でもあるんです。

ただ、それがこちらの気持ちを踏みにじっているなんて、到底理解できない。そんなところが食い尽くし系の難しさでもあります。

だからこそ、食い尽くし系には「その行為が悪」という視点だけではなく、何が背景にあるのかを読み取る冷静さが必要かもしれません。


自分の唐揚げを根こそぎ食べられる日々はつらいですから・・・。


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