「食い尽くし系」という人物はどの時代もあらゆるところに存在します。
漫画やアニメの中でも描かれているのです。
本記事ではNARUTOに登場する秋道チョウジが食い尽くし系であるかどうかについて、実際のエピソードを基に考察していきます。
秋道チョウジのプロフィール
秋道チョウジはNARUTOに登場するキャラクターで、主人公ナルトと同じ木ノ葉の忍者です。
バンダイナムコゲーム公式サイト「NARUTOーナルトー疾風伝 ナルティメットストーム4」より引用
- 氏名 秋道チョウジ
- 職業 木ノ葉 第十班 下忍→中忍
- 年齢 ナルトと同い年
- 誕生日 5月1日
- 身長 156.3cm(13歳)→172.3cm(16歳)
- 体重 69.3kg(13歳)→87.5kg(16歳)
- 好きな食べ物 焼肉、スナック菓子
- 嫌いな食べ物 食べられない物
- 戦ってみたい相手 食べ物くれるなら誰でもOK
- 好きな言葉 肉
プロフィールからして食への執着が尋常ではないことを物語っていますね。
チョウジはデブと呼ばれることを非常に嫌っていますが、13歳の段階ではローレル指数181で太りすぎです。
チョウジが肥満体型なのは、遺伝に加えて、一族に伝わるカロリーを消費した体術に関連しています。
16歳時点ではかなりガタイが良くなったため、BMIは29.47でギリ「ぽっちゃり系」と言えるでしょう。
チョウジの食い尽くし系エピソード
ではアニメのNARUTOに登場するチョウジ君が食い尽くし系であることを裏付けるエピソードを紹介していきます。
107話「オマエと戦いたい! ついに激突、サスケVSナルト」2004年11月3日放送
シカマルの中忍昇格祝いと中忍試験労いの意味を込めて、第十班は焼肉屋で打ち上げを行うが、チョウジは沢山食べただけではなくイノの分の焼肉まで手を出そうとする。そして十班担当のアスマは3万円も支払うことになる。
その裏ではナルトとサスケは前の約束の対決が行われていた。
まずは意地汚さの決定的瞬間。ダイエット中だからと言って打ち上げの時のお肉をかっさらうのはいかがなものかと思われます。
それと、実は焼肉Qには食べ放題コースがあるんです。なのにそれを選んでないというのは、おかしいですよね?食べ放題だと元を取られてしまうから禁止されているのではないでしょうか。
何より焼肉が4人食べて3万円というのが普通とは思えません。高級焼肉屋でもなさそうなので、相場で焼肉が一人4000円ぐらいと考えると、7人前以上食べていることになります。他のメンバーはそこまで大食いではないですし、大人の飲み会のようにアルコールが入っているわけではありませんから、明らかにチョウジの仕業と考えられます。
114話「さらば友よ…! それでもオレは信じてる」2004年12月15日放送
大蛇丸に連れ去られたサスケを奪還するための戦闘で、チョウジは次郎坊と対決する。次郎坊はシカマルを「馬鹿な隊長」呼ばわりしていたので、チョウジは次郎坊を絶対倒すと意気込んでいた。しかしチョウジは苦戦して意識が朦朧としてくる中、次郎坊にポテチを横取りされる。
ここでチョウジはシカマルとの思い出の回想を交えながら、自分にもダメージの大きい体術で反撃する。「ボクの親友を馬鹿にすることは、どんな高級料理の最後のひと口を横取りされることより、デブってバカにされることより、許せない!」というセリフを叫びながら、チョウジは次郎坊をついに倒した。
戦闘中にポテチの最後を食われたことが引き金になって限界を突破させるとは、その食い意地にはもはや脱帽ものです。けれどそれよりもチョウジにとってはシカマルのことが大事だったということですね。
107話の例をみるに常習的に食い意地で苦労もしているであろう仲間たちが、ちゃんとチームメイトとしてやっていけているのは、こうした内面の熱さも理由の一つといえるでしょう。
300話「最期の言葉」2008年10月16日放送
シカマルと共に抜け忍組織「暁」と闘っていたアスマは、角都・飛段との戦いで致命傷を負う。チョウジ・イノは別部隊にて援軍に駆けつけるがすでに死に瀕していた。
シカマル達に最期の言葉を掛けるアスマ。チョウジには「お前は仲間思いだから誰よりも強くなれる。自信を持て。そしてダイエットしろ」と言う言葉を贈り、チョウジは「無理かもしれないけど頑張ってみる」と返事する。
今はの際でダイエットについて言及するとは、よほどチョウジの食べっぷりに関して気にしていたことが伺えます。体術で必要なこととはいえ、過度な飲食は肉体に負担をかけますからね。
けれどチョウジは「無理かもしれない」というあたり、意志の弱さが垣間見えます。まあ、「自信を持て」の部分にかかっているとも考えられますが。「けど頑張ってみる」というのがなんとも人間らしさが感じられ、ここも仲間に好かれる所以かもしれませんね。
秋道チョウジは食い尽くし系なのか
以上のエピソードからチョウジが食い尽くし系かどうかを判定します。
チョウジは食い尽くし系である
焼肉店で食べ放題禁止になるほどの大食いで、食への執着も並々ではありません。それでも周りとやっていけているのは、仲間思いな人柄でカバーしているようです。
ちなみに続編『BORUTO』では、チョウジは雲隠れのくのいちのカルイと結婚して、娘チョウチョウも設けています。チョウチョウもDNAを受け継いでいて大食いなのだとか。
けれど食い意地の悪さから夫婦仲の危機に陥るエピソードがあります。
極め付けエピソード!『BORUTO』 94話「てんこ盛り!!大食いバトル」2019年2月17日初回放送
チョウジはコンソメポテチ食べながらぐうたらしてた上に、菓子パンを勝手に食べたので、カルイの逆鱗に触れる。さらに、買い直しに行こうとしたカルイに「コンソメポテチも買ってもらおうかな」と言ってしまったチョウジは、家を追い出される。
そんなチョウジにチョウチョウは、親子大食い大会への出場を勧めた。大会でチョウジ親子は極厚チャーシュー麺超大盛、熟成ロース10人前、超激辛バーガーをたいらげていく。
ところが決勝戦の白玉ぜんざい大食いで、優勝特典を出し渋ったぜんざい屋のおばあさんが術を発動し、餅が巨大化して辺りは騒然とする。チョウジは家族を守るため、術を使って巨大化して餅を食べ尽くす。その後改めてカルイに謝ると大笑いされる。
結局大食い大会はチョウジ親子の優勝。チョウジが「ホッとしたらお腹空いたし、みんなで白玉ぜんざい食べに行こう」と言い出し、カルイに呆れられた。
典型的な無自覚食い尽くし系ですね。
チョウジのせいで買い直しに行くのにさらに買わせようとする辺りは、図々しさMAXです。
それでもカルイが許してしまうのは、やはりいざというときには家族思いであり、ちゃんと反省するからでしょうか。
まとめ:チョウジは食い尽くし系
チョウジは一族の体術が関連していることを考慮に入れても、食への異常な執着がみられ、ときに周りに迷惑をかけています。
仲間や家族を思う面を見どころとして第十班メンバーやカルイ達は付き合ってくれていますが、どこかで毅然とした態度を取らないと愛想をつかされちゃうかもしれませんね。くれぐれも気を付けて欲しいものです。
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