食い尽くし系って糖尿病にならないの?切ってもきれない因果関係を探る

「食い尽くし系」の食べっぷりはすごいです。

ものすごい量の食事を、信じられないスピードで完食するその姿、目の当たりにしたら、「えっ、この人、大丈夫?」ってつい心配しちゃいますよね。

でも残念ながら、その問いへの答えは「大丈夫なわけないじゃん!」なんです。

だって、それって一種の暴飲暴食ですからね。

そんな生活を続けていたら、健康にダメージが来るのは目に見えています。

そして、そのダメージの中でも一番心配なのが糖尿病。糖尿病が原因で食欲や行動に影響が出ることもあるって知ってました?

実は、食い尽くし行動と糖尿病には深ーい関係があるんです。

なんなら、どっちが先なのか、鶏が先か卵が先かみたいなややこしい問題になってきます。

今回は「食い尽くし系の行動がどうして糖尿病に関係してるのか」と、その逆についてもじっくり掘り下げていきます。


目次

食い尽くし系が糖尿病を招くって本当?

まずは「食い尽くし系の食べ方が糖尿病を引き起こすってどういうこと?」について見ていきましょう。

ここではいくつかのポイントに分けて、その理由を説明していきます。

過食で血糖値がジェットコースター並みに急上昇!

食い尽くし系の行動はとにかく短時間でドカ食いをするのが特徴ですよね。

これ、びっくりするくらい血糖値が急に上がるんですよ。

その結果、体は「やばい!血糖値が高すぎる!」ってなって、インスリンっていうホルモンを大量に分泌します。

このインスリン、血糖値を下げる役割を果たしてるんですが、毎回毎回大量に必要となると、膵臓が「もう無理…お休みさせて…」って音を上げちゃうんです。

そしてそのうち、インスリンがうまく働かなくなっちゃう。これを俗に「インスリン抵抗性」というんですが、これが続くと糖尿病への道まっしぐら!膵臓さんも、「ちょっと休ませてー!」って叫ぶのも無理ないですよね。

食べ過ぎれば当然、肥満の道へ…

食い尽くし系、どう考えてもカロリーオーバーですよね。

「これ絶対、明日から太るよ」って周りからツッコミを入れられるレベルの食事量ですから。

そうなると当然、体重がどんどん増えます。そして特に問題なのが、内臓脂肪の蓄積。これが厄介なんです!

内臓脂肪が増えると、インスリンの働きを邪魔して「また抵抗性」となり、糖尿病一直線。いやー、ここまで話すだけでも怖くなっちゃいます。

食事が乱れるとホルモンバランスまで崩れる

どか食い、過食といえば食事のリズムがめちゃくちゃになりますよね。

「朝は食べないけど、夜は暴飲暴食!」みたいなスタイル、ありがちですよね。

でもこれ、体にとっては“バランス破壊”そのものです。

ホルモンが狂うと食欲の調節もうまくいかなくなるし、結果的に「またドカ食いしちゃった…」って悪循環に陥りやすくなるんです。

それが糖尿病のリスクを押し上げること、間違いなしです。

ストレスが食い尽くしを後押しする?

そして、実は「心の問題」も大きく影響しているんです。

「なんでこんなに食べちゃうんだろう?」って思ったことありませんか?

食べることがストレス発散になっている場合、気づいたら手元に山盛りのご飯、なんてことありません?

特にストレスホルモンとして知られるコルチゾール。これが増えるとインスリンがさらに効きにくくなり、またまた糖尿病のリスクが高まります。

そしてストレス→過食→糖尿病→またストレス…という地獄のサイクルにハマることになるんです。


糖尿病が「食い尽くし系」を作っちゃう場合もある?

逆に考えてみると、糖尿病が原因で食い尽くし行動に走ってしまうこともあるんです。

糖尿病になると「食欲」が異常に変わることがある

糖尿病になると、血糖値のコントロールが必要不可欠になりますよね。

甘いもの禁止、カロリー制限、食事計画などなど…言ってしまえば、食事がめちゃくちゃ制限されます。

ここで問題になるのが、「食べちゃダメ!」って言われたものほど食べたくなるという人間の性(さが)。甘いものが無性に恋しくなって、「これくらいなら…」と一口かじったら、そのままラッシュで全部食べちゃう!なんてこと、あるんです。

インスリン治療の副作用で“強烈な空腹感”が…

糖尿病を治療するためにインスリンを投与すると、低血糖になることがあります。

この低血糖状態がすっごく厄介。強い空腹感が襲ってきて、「何でもいいから食べたい!」ってなりやすいんです。

そしてその結果、ものすごく食べちゃうことも。頭では「やりすぎ良くない!」って思ってても、体が全力で「食べろ!」と叫びます。

制限がストレスを引き起こし、リミッターが崩壊する

さらに厄介なのが、制限された食生活がストレスになって「今まで我慢してきた分食べちゃえ!」と爆発してしまうこと。

特に、「どうせ制限されるなら、今のうちに好きなだけ食べてしまえ!」という心理、めちゃくちゃわかりますよね。

でも、このリバウンドのような行動がきっかけで、食い尽くし行動に繋がっちゃうんです。

エピソード: 食い尽くし系の夫と糖尿病

実際に糖尿病の夫の食い尽くし行動に困っているという妻の相談がありましたので紹介します。

Screenshot

夫婦共に50代、高校生の息子ひとりです。
結婚20年で、夫の糖尿病歴15年です。ずっと薬で管理してきた糖尿病ですが、医師からとうとう炭水化物のストップが掛かりました。一年前からです。元々、白米が大好きでしたが止められてしまい、おかず(当日、翌日の作り置き分)、お菓子、アイス、冷蔵庫の中のそのまま食べられる物(ハム、カニカマ、ウインナーなど)の食べ尽くしが始まりました。白米を我慢しても意味ないのでは?と何度も伝えましたが逆ギレしてくるので今は放っています。ですが私の仕事の都合で作り置きしたり、買っておいたりした物が何もかも無くなっていると困ります。私が困る、という話もしましたが「俺の金だろ」と。私が仕事で不在で主人がリモートワークの日にやられる傾向があります。出勤できなかったり、白米を我慢したりのストレスの発散が食欲に向かい、家族が不在だと自制する事ができないのかなと思います。常温保存できるお菓子等は隠すなどして自衛し、主人は放って置くしかないのでしょうか。

発言小町より引用

かなり悲痛な様子が伺えますよね。

夫は糖尿病を患っており、医師から炭水化物の摂取を制限されています。

しかし、白米を我慢する代わりに、おかずやお菓子、アイスクリームなどを食べ尽くす行動を繰り返しています。

これにより、家庭内で食べ物の取り合いやストレスが増大しています。

妻は何度も夫に食べ過ぎを指摘しますが、夫は逆ギレしてしまいます。

これにより、妻は食べ物を隠すなどの対策を講じていますが、問題は解決していません。

家庭内のストレスが増大し、夫の健康状態も悪化する一方です。


さすがに医師に相談すべき案件にみられます。教育のための入院とかできないものなのでしょうか。

糖尿病の合併症や進行で体に不都合が生じてくるリスクがありますよね。それでも太く短く生きたい!と思っているのか、深く考えていないのか、いずれにしても本人にリスクをしっかりと理解させる機会は不可欠です。

家族が夫に長生きして欲しいと思うなら、かなり腹を括って、食事制限に付き合い、食べ物の管理を徹底し、ひたすらに話し合いを繰り返すしかなさそうです。

白米が食べられないの、辛いですよね・・・。


糖尿病だけでもかなり苦労することが目に見えている状況に加え、食い尽くし癖の矯正は至難の業です。

食い尽くし系は基本的には治りませんので。

治すとしたら、本人の甚大な覚悟と変化が不可欠です。


こちらの家族も、夫本人に限らず、家族のみなさんのメンタル面も心配になるケースでした。


まとめ:食い尽くし系と糖尿病は切ってもきれない関係

「食い尽くし系」と「糖尿病」はまるで悪魔のタッグみたいなもので、お互いにお互いを引き寄せる関係なんです。

一方的な原因というより、どちらも引き金になり得る複雑な問題。

でも、だからといって諦める必要はないです!

もし自分や身近な人が食い尽くし行動に悩んでいるなら、体調や心の状態も一緒に見直してみるのも大切です。

何事もまずは健康第一!食べるって楽しみなはずですし、それを維持するためにも適度なバランスでいきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次