本記事では『ちはやふる』に登場する肉まんくんこと西田が食い尽くし系であるかどうかについて、実際のエピソードを基に考察していきます。
西田(肉まんくん)のプロフィール
肉まんくんこと西田はちはやふるに登場するキャラクターで、主人公千早と同学年のかるた部員です。
TVアニメちはやふる公式サイトより引用
- 氏名 西田 優征(にしだ ゆうせい)
- 職業 高校生(瑞沢高校かるた部)
- 年齢 15歳
高校時代を中心に登場する物語で千早と同学年であることから便宜上高校1年生相当の15歳としているが、物語の進行によって年齢は変動する - 誕生日 11月29日
- 身長 176cm
- 体重 80kg
西田は見た目ではかなり太っていますが、身長もそれなりにあるので実際はちょいポチャぐらいといえそうです。
実際のBMIも換算したところ25.83とギリ肥満でした。(BMI25以上で肥満1度)
他の瑞沢かるた部男子のBMIを調べてみるとみんな適性体重より若干スリムなので、並べてみると太って見えるというのもあるかもしれません。
肉まんくんのエピソード
では漫画、アニメちはやふるに登場する西田君が、食い尽くし系かどうか判断するエピソードを紹介していきます。
漫画1巻第五首
小6の千早達は三人で競技かるたに参戦したが、当日千早は遅れる。
対戦相手は小1の頃からかるたをやってきている強豪西田で、「負けるのが嫌なんじゃないの」と言って肉まんを買いに行こうとするが、千早が登場して阻止。
序盤は西田が次々とかるたを取っていく。西田は初心者同然の千早に対し馬鹿にする態度をとったり、実力の近い新と対戦したかったと思ったりする。
しかし残り40枚ぐらいのところで音を敏感に聞き分ける千早が切り込んできて、息を呑む。
西田に「肉まんくん」というあだ名がついた所以のエピソードです。試合がすぐ始まるかもしれないのに肉まんを買いに行こうとするとは、内面的にもずぶとさが伺えますね!
これはあくまで私見ですが、どことなく思い上がっていたこの頃の西田は、食い尽くし系にみられる自己中心的な性格にダブるものが感じられます。
では、高校生に成長した西田はどうでしょうか?次に続きます。
◎アニメ8話「たえてひさしくなりぬれど」初回放送2011年11月22日
高校でかるた部を立ち上げることにした千早は、購買でメロンパンを買い食いしている西田を発見。新との対戦で実力の差に気付いた西田は、かるたから離れて中学ではテニスを始めたらしい。
高校もテニス部に入る予定で千早の勧誘を断ったものの、どうしてもかるたのことは頭から離れなかった。かるた部の部室に来て、かるた初心者の奏と勉を、新を引き合いに出して馬鹿にする。
そこで太一から千早と再び対戦することを持ちかけられる。西田は対戦しているうちにかるたの楽しさを思い出すと共に、ブランクの間に千早が実力をつけてきたことを肌身に感じる。
結果かるたへの情熱が再燃、西田はかるた部に入った。千早が小6のときの思い出で西田を「肉まんくん」と呼んでいたので、それをやめることが条件だ、と西田は言うが、千早に「わかったよ!肉まんくん!」と言われてしまう。
高校の部活で買い食いは珍しくない一方で、西田はどうしても小腹が空いてしまう性分なのが分かります。
ここでも初心者を馬鹿にする西田でしたが、前回が単なる慢心に対して、今回は才能ある者と対峙して挫折した経験の裏返しという背景があります。
そして千早との対戦を通してかるた部に入部したという事実からは、今度はもっと真摯にやっていこうという決意がみられます。
この後西田はかるた部で全国大会を目指した厳しい練習をしていく中で、部員たちと絆を深め、人間的にも成長していきます。肉まんくん呼びは嫌がりますが諦めてもいるようです。
高校3年生になった西田の、変わらぬ間食グセとかるた部での成長がわかるエピソードに移ります。
◎漫画29巻第一四六首
全国大会予選で経験者の後輩(高1)田丸は北央相手に調子を崩す。昼休憩時に北央の知り合いから性格の問題も指摘され、心の折れた田丸は千早に交代を申し出るが、西田は田丸の続投を勧める。
勝ち数がギリギリの状況でなぜ?と尋ねる後輩(高2)菫達に、自分の試合の番も近いからとメロンパン、ホットドックパンを食べながら理由を説明する西田。「読みのタイミングが優れている」、「千早に以前田丸が勝てたのはまぐれではない」、「田丸はやれる」など確かな裏付けと共に田丸を励ます。調子を取り戻した田丸は見事対戦に勝利した。
一方西田も、田丸は苦手なタイプだから学ぶところが沢山ある、学べるものは何でも学んで強くなる、と熱い思いを持ちながら試合に臨み、勝利する。
午後の休憩でお昼も食べてさらにパン二つは、食べすぎではないでしょうか。メロンパンもホットドックも、物によりますがだいたい300キロカロリーぐらいですから、間食にしても多い方といえそうです。
そう思わせつつも、的確な言葉がけで田丸の調子を取り戻させたことは、西田の成長を感じさせます。プレースタイルとしても(多分性格面でも)相性が良くない田丸から吸収していく、成長を貪欲にしていく気持ちを優先させたからこその発言であり、おそらく登場初期のメンタルではできなかったでしょう。
性格に難ありの田丸に対し慕われている千早への交代は部員一同としても望ましい中で、西田の発言が認められるということは、後輩からも西田は信頼されていることがうかがえます。
肉まんくんは食い尽くし系なのか
以上のエピソードから西田が食い尽くし系かどうかを判定します。
肉まんくんは食い尽くし系ではない
初登場時から一貫して間食をよくしてしまうようですが、性格については次第に謙虚に、またストイックになってきているので、人の食べ物までとってしまう食い尽くし系とはならないでしょう。
まとめ:西田くんは食い尽くし系ではない
西田くんは小6初登場時には自分勝手さがみられましたが、高校時点では精神的に成長したので、相手の食べ物まで食い尽くすようなことはしないと思われます。
小腹が空いてしまいがちなところは変わっていませんが、ちゃんと買い食いしている分には害はないでしょう。
西田にとってかるた部は己を見つめ直す場ともいえます。もしもかるたをやめてたら食い尽くし系ルートもあったのかもしれません。
これからもずっとかるたに真摯であって欲しいですね!
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