食い尽くし算って、聞いたことありますか?なんだか恐ろしい名前の計算方法ですよね。
これ、簡単に言うと「食べ物を平等に分けようとしない、むしろ自分が最優先でたくさん食べちゃおう」という、ちょっと信じられない考え方を基にした行動なんです。
これが誰かから目の前で繰り広げられたら、結構びっくりすると思います。
だって普通なら「割り算」くらいできますよね?
でも、どういうわけか「食い尽くし系」と呼ばれる人たちは、平等に分けるという発想が初めからないんです。
食い尽くし算の基本ルール
この「食い尽くし算」という概念をざっくり説明すると、「自分が食べたい分だけ取って、残りは適当に相手に押し付ける」というもの。
もうこれ、ルールじゃないって話ですよね…。
例えば、3人で同じものを分ける場面。食べ物をうまく割り切るのが割り算の基本ですが、食い尽くし系の人たちはそれをわざと無視します。
いやむしろ「無視する」というより「考えない」という方が正しいかもしれません。
つまり、彼らにとって割り算なんて概念はそもそも存在しないんですよ。
3個のプリンを3人で分ける時
3人家族なので3個のプリンを買って帰りました。
この時の食い尽くし系の行動パターンを想像しましょう。
本来なら1人1個ずつ分けるのが自然です。
でも、食い尽くし系がいるとどうなるかというと…なんと全部自分で食べてしまうことも。
「えっ!?」って思いませんか?さらにその言い訳がまたすごいんです。「だっておいしかったし」「早く食べないと傷むと思って」なんて言うんですよ。
さらに、すべてを独り占めするのはさすがに目立つから、少しだけ譲歩したふりをするタイプもいます。
「ほら、1個残してあげたよ」って。
でもその残された1個を他の2人で分けるなんて、本当にありえない話ですよね。
それでも本人は「自分は親切にした」と思っているので、反省する様子なんてありません。
10個入りのお菓子を4人で分ける時
さて、また違うシチュエーションです。
10個入りのドーナツを4人でどう分けるか考えてみましょう。
普通なら、1人2個ずつ取って、余った2個は話し合って分けるでしょう?
例えば、小さい子どもにあげたり、「僕は甘いものそんなに得意じゃないから」と誰かが譲ることもあるかもしれません。
でもここに食い尽くし系が登場すると、事態は一変。
「みんなにちゃんとあげたじゃん」と言いながら、なんと自分1人で7個も食べてしまったりします!
残りの3個を他の3人に1個ずつ配りつつも「俺がみんなを配慮してあげたんだぞ」なんて態度。
この傲慢さには唖然とします。
みんなでお菓子を楽しむはずが、まるで彼らの優越感を満たすだけの分配になっちゃうんです。
3種類9個のコロッケを3人で分ける時
3人家族で夕飯のおかずに、牛肉コロッケ、カニクリームコロッケ、野菜コロッケを3個ずつ合計9個買ったとします。
ふつうは1人1個ずつ3種類全てを食べられるように分けますよね。
普通なら、全員が3種類を楽しめるように「1人1つずつ食べる」がルールになるはずですよね?
ところがどっこい、食い尽くし系の人がいると違うんです。自分の好みだけを優先して、牛肉とカニクリームのコロッケをすべて平らげ、野菜コロッケだけを残します。
そして一言。「3個残しておいたよ」と。
子どもが「カニクリームが食べたかった!」と泣こうが、まるで意に介しません。
むしろ「野菜コロッケあるじゃん。何が不満なの?」と開き直る始末。この感覚、本当に理解できませんよね。
食い尽くし系はなぜこんな行動をとるのか?
ここで気になるのが、なぜ食い尽くし系の人はこんなふうに振る舞うのか、という点です。
これは性格や心理の問題が深く関係していると言われています。
具体的には、彼らは自己愛がとても強く、おそらく「自分だけ特別扱いされて当然」という考え方が行動に根付いているのです。
また、相手の気持ちを想像したり共感する能力が欠けていることも挙げられます。
他人が楽しみにしていたものを奪っても「他人も満足しているはず」などと勝手に思い込むこともあるのだとか!
さらに、指摘されるとプライドを極端に刺激されるため、絶対に謝らず、逆に言い訳を並べ立てて自分を正当化しようとします。
食い尽くし算を避けるには
こういった食い尽くし算状態を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
結論としては、事前にしっかり準備しておくことが重要です。
例えば「これは◯◯さんの分」と名前を書いて分けてしまう、あるいは見えない場所にしまっておくなど、こちらが先手を打つしかないんです。
困ったことに話し合いや説得だけでは、すんなり解決しない場合が多いのが現実なんですよね。
正直なところ、食い尽くし系の行動は周囲に多大なストレスを与えます。
でも、なぜそうなっているのかを理解することで、少し違う視点で対処を考えられるもしれません。
食べ物をめぐる争いが、楽しい食卓を壊してしまわないように、うまく知恵を使ってみてくださいね!
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