近年SNSや掲示板で話題になっている「食い尽くし系」とは、家族の分まで勝手に食べてしまったり、大皿の料理を一人で平らげてしまったりする人のことを指します。
なぜ彼らは食べ物に執着し、自分の欲求を抑えられないのでしょうか。
食い尽くし系の行動には、さまざまな家庭環境や心理的要因が絡んでいますが、思考回路は似ていることが多いです。
理解し難い彼らの食い尽くし行動の理由に迫っていきます。
食い尽くし系が食べ物を食い尽くす理由
食い尽くし系はなぜ他人の分まで食い尽くしてしまうのでしょうか。
さらには、なぜ食い尽くしたことを悪びれることもせず開き直っていられるのでしょうか。
食い尽くし行動の理由は彼らの言動から見えてきます。
自分の分と他人の分の区別がつかない
食い尽くし系の人々が自分の分と他人の分の区別ができない理由として、自己中心的な性格が挙げられます。
彼らは「自分の方が立場が上」「家庭内で自分が最も優位であることを示したい」という心理から、他者の分まで平気で食べてしまいます。
食事は自分のものだけでなく、家族全員のものだと考えられていないのです。
また、自己愛が強すぎるあまり、子供の分まで食べ尽くすことを「無意識にでもしてしまう」ほど自分本位な行動をとってしまいます。
4人家族で唐揚げが8個あったら、普通は1人2個ずつだと計算してから食べますよね?
食い尽くし系はそういう計算はせず、「目の前に唐揚げがある」ということしか認知していません。
食い尽くし系の人々にとって、食事は自分の欲求を満たすためだけのものであり、他者への配慮が欠如しているのです。
我慢ができない
食い尽くし系の人々は、食べ物に対する欲求を抑えることができず、目の前にあるものは全て平らげてしまう傾向があります。
食事の場では理性のコントロールが利かなくなり、家族の分まで無遠慮に食べてしまうのです。
注意されても改めることができず、「余ったもの食べて何が悪いの?」と開き直ったり、食べるための言い訳をしたりします。
自分の行動を客観的に見ることができないため、問題だと認識できないのです。
そして、指摘されても自分に非があることを認めたくないため、自己保身のための言い訳をつらつらと述べます。
反省はしないのが食い尽くし系です。
食い尽くし系の人々にとって、目の前の食べ物は自分の物であり、我慢する必要がないのです。
満腹中枢がバグっている
食い尽くし系の人々は、自分の食欲を満たすことに執着するあまり、お腹がいっぱいになっても食べ続けてしまう傾向があります。 食
事の量を調整することができず、目の前にある食べ物を全て平らげるまで止められないのです。
空腹でなくても、美味しそうな料理を見ると手が伸びてしまい、他者の分まで食べ尽くしてしまいます。
お腹の満腹感よりも、食べることへの欲求が勝ってしまうのです。
こうした過食の背景には、幼少期の食習慣や心理的な要因が関係していると考えられています。
食い尽くし系の人々にとって、お腹いっぱいになることよりも、目の前の食べ物を独り占めすることの方が重要なのかもしれません。
食い尽くし系は理解できなくて当然
一般的な感覚を持つ人にとって、食い尽くし系の行動は意味がわからないですよね。
はい、理解できなくて当然です。
みんなで分け合って食べるのが当たり前だと考える人からすれば、一人で全部平らげてしまう食い尽くし系の姿は信じられないでしょう。
「なぜ他人の分まで食べるのか」「自分の欲求を抑えられないのか」と不思議に思うはずです。
しかし、食い尽くし系の人々には独特の価値観や心理があり、自分では問題だと認識できていないのが実情です。
彼らにとって食事は愛情や優位性の象徴であり、「食べ尽くすこと」が至上の喜びなのです。
一般的な人々が持つ「遠慮」や「節制」といった価値観が通用しないため、周囲が注意しても改善が難しいのです。
そういった価値観の全く異なる人間とはできるだけ距離を取ったり、関わらないようにしたりする方が得策かもしれません。
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