食い尽くし系って糖尿病にならないの?切ってもきれない因果関係を探る

「食い尽くし系」の食べっぷりはすごいです。

食い尽くし系が身近にいる人ならわかると思います。ものすごい量の食事を、信じられないスピードで完食するその姿、目の当たりにしたら、「えっ、この人、大丈夫?」ってつい心配しちゃいますよね。


でも残念ながら、その答えは「大丈夫なわけないじゃん!」なんです。

だって、どうみても暴飲暴食ですからね。

そんな生活を続けていたら、健康にダメージが来るのは目に見えています。

そして、そのダメージの中でも一番心配なのが糖尿病。

糖尿病が原因でさらに食欲や行動に影響が出る悪循環に陥ることもあります。


今回は食い尽くし系と糖尿病の関連についてまとめていきます。


目次

食い尽くし系が糖尿病を招く?

まずは食い尽くし系のたべ方が糖尿病を招く可能性についてみていきましょう。

ここではいくつかのポイントに分けて、その理由を説明していきます。

過食で血糖値がジェットコースター並みに急上昇

食い尽くし系の行動はとにかく短時間でドカ食いをするのが特徴ですよね。

この食べ方は血糖値が急激に上がるとされています。

その結果、体は血糖値を下げるためインスリンっていうホルモンを大量に分泌します。

このインスリンの分泌、毎回毎回大量に必要となると、膵臓が「もう無理…お休みさせて…」って音を上げてしまう日がきます。

そしてそのうち、インスリンがうまく働かなくなり(=「インスリン抵抗性」といいます)、これが続くと糖尿病への道まっしぐらということになっていくのです。

食べ過ぎれば当然、肥満の道へ

そして、食い尽くし系の食べ方ってどう考えてもカロリーオーバーですよね。

一人前を超えて他人の分まで食べてるんですから当たり前にカロリー取りすぎです。

そうなると当然、体重がどんどん増えます。そして内臓脂肪が蓄積します。

内臓脂肪が増えるとインスリンの働きを邪魔して「また抵抗性」となり、糖尿病への道が加速していきます。

食事が乱れるとホルモンバランスまで崩れる

どか食い、過食を繰り返せば食事のリズムがめちゃくちゃになりますよね。

食い尽くし系の「限度を知らずに食べる」という食べ方は体にとっては“バランス破壊”そのものです。

ホルモンが狂うと食欲の調節もうまくいかなくなります。現に食い尽くし系は食欲がコントロールできていませんよね。

自制が効かないからまたどんどん食べてしまうんです。

エピソード: 食い尽くし系の夫と糖尿病

実際に糖尿病の夫の食い尽くし行動に困っているという妻の相談がありましたので紹介します。

Screenshot

夫婦共に50代、高校生の息子ひとりです。
結婚20年で、夫の糖尿病歴15年です。ずっと薬で管理してきた糖尿病ですが、医師からとうとう炭水化物のストップが掛かりました。一年前からです。元々、白米が大好きでしたが止められてしまい、おかず(当日、翌日の作り置き分)、お菓子、アイス、冷蔵庫の中のそのまま食べられる物(ハム、カニカマ、ウインナーなど)の食べ尽くしが始まりました。白米を我慢しても意味ないのでは?と何度も伝えましたが逆ギレしてくるので今は放っています。ですが私の仕事の都合で作り置きしたり、買っておいたりした物が何もかも無くなっていると困ります。私が困る、という話もしましたが「俺の金だろ」と。私が仕事で不在で主人がリモートワークの日にやられる傾向があります。出勤できなかったり、白米を我慢したりのストレスの発散が食欲に向かい、家族が不在だと自制する事ができないのかなと思います。常温保存できるお菓子等は隠すなどして自衛し、主人は放って置くしかないのでしょうか。

発言小町より引用

かなり悲痛な様子が伺えますよね。

夫は糖尿病を患っており、医師から炭水化物の摂取を制限されています。

しかし、白米を我慢する代わりに、おかずやお菓子、アイスクリームなどを食べ尽くす行動を繰り返しています。

これにより、家庭内で食べ物の取り合いやストレスが増大しています。

妻は何度も夫に食べ過ぎを指摘しますが、夫は逆ギレしてしまいます。

これにより、妻は食べ物を隠すなどの対策を講じていますが、問題は解決していません。

家庭内のストレスが増大し、夫の健康状態も悪化する一方です。


さすがに医師に相談すべき案件にみられます。教育のための入院とかできないものなのでしょうか。

糖尿病の合併症や進行で体に不都合が生じてくるリスクがありますよね。それでも太く短く生きたい!と思っているのか、深く考えていないのか、いずれにしても本人にリスクをしっかりと理解させる機会は不可欠です。

家族が夫に長生きして欲しいと思うなら、かなり腹を括って、食事制限に付き合い、食べ物の管理を徹底し、ひたすらに話し合いを繰り返すしかなさそうです。

白米が食べられないの、辛いですよね・・・。


糖尿病だけでもかなり苦労することが目に見えている状況に加え、食い尽くし癖の矯正は至難の業です。

食い尽くし系は基本的には治りませんので。

治すとしたら、本人の甚大な覚悟と変化が不可欠です。


こちらの家族も、夫本人に限らず、家族のみなさんのメンタル面も心配になるケースでした。


まとめ:食い尽くし系と糖尿病は切ってもきれない関係

「食い尽くし系」と「糖尿病」はまるで悪魔のタッグみたいなもので、お互いにお互いを引き寄せる関係なんです。

一方的な原因というより、どちらも引き金になり得る複雑な問題。

でも、だからといって諦める必要はないです!

もし自分や身近な人が食い尽くし行動に悩んでいるなら、体調や心の状態も一緒に見直してみるのも大切です。

何事もまずは健康第一!食べるって楽しみなはずですし、それを維持するためにも適度なバランスでいきましょう!

拡散お願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次