本記事では忍たま乱太郎に登場するしんべヱが食い尽くし系であるかどうかについて、実際のエピソードを基に考察していきます。
【忍たま乱太郎】しんべヱのプロフィール
しんべヱはアニメ忍たま乱太郎(漫画「落第忍者乱太郎」)に登場するキャラクターで、主人公乱太郎のクラスメートです。
NHK「忍たま乱太郎」公式サイトより引用
- 氏名 福富 しんべヱ(ふくとみ しんべえ)
- 年齢 10歳
- 誕生日 不明(おうし座)
- 身長 125cm
- 体重 67.5kg
- 出身 堺(今の大阪府堺市辺り)
- 趣味 食べることと寝ること
忍たま乱太郎の舞台は戦国時代ぐらいですが、身長・体重については現在と大体同じ感覚で設定しているようです。
この設定はアニメ版で、乱太郎ときり丸、しんべヱしか決まってないのですが、乱太郎ときり丸の設定を見た限りでは、普通~やや痩せなのでこう判断しました。
それに基づくと、しんべヱは明らかに肥満です。
小児の肥満基準(ローレル指数160)に対しても346ですから、アニメのデフォルメを差し引いてもかなりふくよかであることが分かります。
しんべヱの食にまつわるエピソード
忍たまのしんべヱは、食い尽くし系というより単に食べ過ぎで太っているとみています。
それを裏付けるエピソードを紹介していきます。
◎アニメ20期6話「お菓子禁止令」の段
忍たまの授業で跳び箱をすることになったが、太っているがためにうまく跳べないしんべヱ。
このままでは次の日のサバイバル授業でやっていけない!ということで1年は組の担任の山田先生から相談を受けて、乱太郎ときり丸はしんべヱのお菓子を取り上げることにした。
押し入れの中のお菓子を回収されたしんべヱは、学園長の部屋のお菓子まで嗅ぎつけて食べようとする。
食堂のおまんじゅうにまで手を出そうとしますが、乱太郎ときり丸が取り上げる。
おまんじゅうを取ろうと走っていたらダイエットになったようで、無事跳び箱を跳べるようになった。
お菓子が押し入れの中にあって回収されるとここまで必死になるということは、おそらく押し入れに常備しているでしょう。
ご飯を一緒に食べていて、さらに間食もしっかり摂ってたら太るのも無理はありません。
広い学園の中で食堂、学園長の部屋まで押しかけるなんて、ものすごい嗅覚の持ち主であると同時に、食への執念もただならぬものを感じます!
一方で、しんべヱは自分でも体重を気にしてたまにダイエットをしていますが、ほとんど失敗に終わっています。
◎漫画19巻第8章「一番よくきくダイエット」
乱太郎ときり丸がドクタケ城のいざこざに巻き込まれて忍術学園に帰ってきたら、しんべヱが激太りした。
「みんなと同じものを食べているはずなのに何でだろう」とみんなおかしく思う。
そこでクラスメートの庄左エ門が「呪いの人形」で呪われたのではないか、という説を挙げ、実際に食堂の裏にゴミがひっついて膨れた、釘の刺さった人形が見つかった。
ここで、は組のみんなはしんべヱを呪った犯人を探そうとする。
は組のみんなは数々のエピソードを出しながら、「こんなにも愛されているしんべヱを呪うわけがない」と思いつつも探りを入れていくうちに、しんべヱが自分で作ったことが明らかになる。
どうやら呪いの人形で痩せていくという話を聞いて、ダイエットに使ったようだ。これで元通りと思っていたら、先生たちに「原因は別にあるんじゃないか」と言われた。
そして乱太郎ときり丸は、ご飯の時にしんべヱが一回り大きなお茶碗を使っていること、押し入れから大量のお菓子を隠し持ってたことに気付く。
最後は補習授業でげっそりして元通りになった。
しんべヱは、乱太郎ときり丸がいなくなるだけで、一気に節度をなくして一杯食べようとしています。
呪いの人形で痩せるからいいや、と思ったとしても、このついつい我慢できないところがダイエットの続かない要因なのでしょう。
とはいえ、みんなから口々にしんべヱがかばわれるということは、人のご飯を奪ってまで食べきっちゃうような真似はしてない証拠とも言えそうです。
しんべヱがこんなにも大食いな原因の一つには、しんべヱの実家があるようです。
◎アニメ21期54話「しんべヱを帰せ」の段
しんべヱの妹はくノ一のシゲ子ちゃんに手紙を送った。
そこでしんべヱが実家に帰ることを嫌がってることが判明。
原因は、帰ると毎度南蛮料理をたくさん振舞われることに飽きたから。
それを知った乱太郎ときり丸のすすめで、シゲ子ちゃん達くノ一三人衆としんべヱはみんなで堺へ行くことになった。
ところがそこで振舞われたのは、忍者食研究(実質ゲテモノ)をしている黒古毛先生の料理でした。
乱太郎ときり丸はこのことも知ってた上でしんべヱ達にすすめたのだった。
南蛮料理といえば、天ぷらなど今でもカロリーが高そうな料理が多いです。
そんなものをあきるまで食べているということは、お腹がそれに慣れちゃっているのでしょう。食い尽くし系の実家では大量のご飯が食べられるところも多いので、少し不安要素ですね。
また、戦国時代だと油は非常に貴重なものなので、南蛮料理を飽きるほど食べさせるということは、相当甘やかされていることになります。しんべヱは貿易商福富屋の長男なので、しんべヱパパも甘くなってしまうのでしょう。これまた長男至上主義で、今だと叩かれそうですね。
ここでも乱太郎ときり丸の機転により、南蛮料理を回避できました。乱太郎もきり丸もそこまでお金持ちではありませんが、やっかみ半分、友達として助けたい気持ち半分でゲテモノ料理を食べる方向に誘導したと考えられます。
しんべヱは食い尽くし系なのか
以上のエピソードからしんべヱが食い尽くし系かどうかを判定します。
しんべヱは食い尽くし系ではない
食への執着は激しいが、忍術学園では乱太郎、きり丸達がきっちりしめているのであの太さでとどまっているのでしょう。
実家ではかなり甘やかされているようですが、しんべヱパパやカメ子もふっくらしていることを考えると、みんなの分はちゃんと足りている上で食べていると考えられます。
よって、しんべヱは食い尽くし系であると言えません。
まとめ:しんべヱくんは食い尽くし系ではない
しんべヱは食い尽くし系なみの食い意地はありますが、忍術学園の授業や乱太郎きり丸をはじめとした仲間たちのおかげで節制できているようです。
家で食べたいだけ食べられる点で無自覚系食い尽くしになる恐れはあるものの、商人の息子だけあって人当たりも良く、恨みを買うような行動はとらないといえるでしょう。
ちゃんとしんべヱのためを思った行動をとれる乱太郎ときり丸は、本当にいい友達です。これからも仲良し三人組でいてほしいですね!
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