「食い尽くし系」という人物はどの時代もあらゆるところに存在します。
漫画やアニメの中でも描かれているのです。
本記事ではちびまる子ちゃんに登場する小杉が食い尽くし系であるかどうかについて、実際のエピソードを基に考察していきます。
【ちびまる子ちゃん】小杉のプロフィール
小杉はちびまる子ちゃんに登場するキャラクターで、主人公まる子のクラスメートです。
ちびまる子ちゃん公式サイトより引用
- 氏名 小杉 太(こすぎ ふとし)
- 職業 小学3年生
静岡県清水市立入江小学校*3年4組に在籍 - 年齢 9歳
- 誕生日 8月10日
- 身長 推定131.8cm
- 体重 推定36.8kg
*静岡県清水市:現在は行政区画変更により静岡県静岡市清水区に再編されています。
小杉の身長をアニメで見ていると、長身のまるおくんや花輪くんよりは小さく、女子よりは大きいことがわかります。
よって9歳男児の平均身長である131.8cm程度あると推定しました。
また、体重については、小杉は太っているものの肥満と言い切れる体型には見えません。
しかし、食べる量が明らかに多すぎるので肥満の瀬戸際と思われます。
小児の肥満基準(ローレル指数160)ギリギリであると考え、小杉の体重は36.8キロと推定します。
小杉君の食い尽くし系エピソード
ではアニメのちびまる子ちゃんに登場する小杉君が食い尽くし系であることを裏付けるエピソードを紹介していきます。
181話「商店街にうなぎ屋開店する」の巻 1998年7月12日放送
町の商店会に新しくうなぎ屋が開店することになり、2日間限定でうなぎのかば焼き弁当がセールで販売されることになった。
まる子の祖父友蔵は家族の分を買うために行列に並ぶと小杉に遭遇。小杉は学校をサボって弁当を買いに並んでいた。
しかし、かば焼き弁当は惜しくも売り切れとなってしまう。
その後、ラッキーなことに友蔵は帰り道に佐々木さんに遭遇し、かば焼き弁当を3個譲ってもらうことができ、そのうち1つを小杉にも分けてあげた。
かば焼き弁当を食べることができた小杉だが、なんと翌日もまたかば焼き弁当を買うために学校をサボって行列に並ぶ。
平日に小学生が外にいることを不審に思った警察官に声をかけられることとなったものの、小杉の執念は叶い、最終的にはなんと交番でかば焼き弁当を食べることができた。
初日に人の好意でかば焼き弁当を食べることができたにも関わらず、翌日もかば焼き弁当を食べようとするなんて食い意地が張りすぎです。
本業である学校をサボってまで食に執着するなんてかなりの食い意地ですよね。
194話「小杉 みんなに余計な心配をかける」の巻 1998年10月18日放送
とある日、小杉母が学校で泣きながら先生と話していた。
その日小杉は午前中欠席し、授業の体育は見学していた。
クラスメート達は小杉が病気になったのではないかと心配した。
しかし、小杉に変わった様子はなく、給食もいつもどおりおかわりしていた。
その後真実が判明する。
前日、小杉は夕飯で5杯目のごはんを完食してさらにおかわりを要求したものの、母親に止められ、怒って炊飯器を持って外に飛び出すという事件を起こしていた。
母親が泣いていたのは先生に食費が高すぎて困っていると相談していたためだ。
午前中休んだのは大食いなのは病気ではないかと病院で診察を受けていたためで、体育を欠席したのは体を動かしてこれ以上お腹を空かせないようにという母親の意図だった。
みんなの心配は杞憂に終わった。
小杉の母親の苦悩がありありと描かれたエピソードでした。
こんなに食い意地が張った息子がいたら管理も食費も大変すぎますよね。本当にお疲れ様ですと労いたいです。
アニメ25周年記念スペシャル「まるこ、さぬきに行く」の巻 2015年1月25日放送
まる子が家族でさぬき旅行に行き、うどんをお土産に買って帰った話。
たまちゃんにお土産のうどんを渡していると、それを見た小杉が自分にもくれと言い出し、もうないにも関わらずなんとまる子の家まで着いてきた。
小杉はうどんが欲しいと台所で泣き出し、対応に困った母が隠していた最後の1つだったうどんを渡してしまう。
喜んでうどんを持ち帰った小杉だったが、小杉母はそれを察知。
一部始終を知った小杉母は慌てて家にあったマグロの刺身を持ってさくら家に謝罪に行ってなんとか事なきを得た。
しかし小杉は反省するどころか、母にマグロの刺身を持って行ったことを怒っていた。
こちらも小杉の卑しさがよくわかるエピソードです。
うどん欲しさに女の子を付きまとうのもやばいですし、母親がお詫びにマグロを持って行ったことにキレるのもやばすぎます。
全く反省の色が見えないところがまさに食い尽くし系ですよね。
小杉は食い尽くし系なのか
以上のエピソードから小杉が食い尽くし系かどうかを判定します。
小杉は食い尽くし系である
食への執着は激しく、学校をサボったりクラスメートの女の子の家まで付きまとったりするほどというのは異常です。
人の分を奪い、母親に迷惑をかけているにも関わらず、一切の反省の色がありません。
よって、小杉は食い尽くし系であると言えます。
一方で母親はそんな小杉の野放しにしているわけではなさそうです。
母親による食事量コントロールあり
小杉家は小杉も母親も父親もやや小太りなのでもともと食事量が多い家庭だと思われます。
しかし、小杉含めて家族全員は肥満というほどではない体型です。
炊飯器を持ち出したエピソードからわかるのは、母親は小杉にかなりの量は食べさせているものの、際限なく与えているわけではないことです。
母親のコントロールがあるため、肥満にならず小太り程度で済んでいると思われます。
成長によって改善見込みあり
甘やかされてしまう家庭環境では食い尽くし系になりやすいと思いますが、小杉家は母親と父親はきちんとしており、さくら家に対しても誠意をもって謝罪しています。
決して甘やかすことなく、子どもの悪かったところを叱っていますよね。
あの家庭で育てられればある程度は他人への配慮を学んでいくと思います。
子どもの頃は誰でも自分の欲求を主張し、多少わがままになることはあり、ある意味では素直な性格であるともいえます。
小杉もまだ小学校低学年の児童であり、これから成長によって他人への配慮を学んでいく可能性は大いになります。
まとめ:小杉は食い尽くし系
小杉は食い尽くし系の予備軍ではあるものの、まだ子どもであるため悪質な食い尽くし系であるとは言い切れません。
また、家庭環境は良好であり、今後の成長によって欲求のコントロールを覚える見込みがあります。
ぜひ立派な大人に成長してもらいたいですね!
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