食い尽くし系の理論「188cmだから男の方が多く食べるべき」で割り勘なのに半分以上食べられた

 

恋人同士だと付き合い始めた頃は特にあばたもえくぼということで、相手の欠点を見逃したり可愛いものだと思い込んだりしてしまいがちです。

食い尽くし系についても例外ではありませんが、「いっぱい食べる君が好き」というつもりで微笑ましくみていたとしても、いつも自分の分まで食べられていたとしたらどうでしょうか?

今回はそんな大学生の彼女視点での相談をご紹介します。

 

目次

「男性の方が多く食べるべき」理論とは

食い尽くし系の配偶者を持っている場合、食い尽くしたことに抗議しても収入の差を盾に「自分が稼いでいるから食べて当然だ」と言われてしまう事があります。皆さんの中にも経験された人がいるかもしれません。

そうした自己中心的な発想は結婚する前の付き合う関係で修正可能なのでしょうか?今回のエピソードから考えてみましょう。

 

割り勘なのに二人分をほとんど食べてしまった彼のエピソード

私は大学生の女で、同い年で同じく大学生の彼氏がいます。

この間、一緒に遊んだ時に一緒にピザを一つとデザートに大きめのフォカッチャを注文して割り勘で食べたのですが、彼が食べるのが早く、私が一切れ目を食べ終わる前に半分以上食べていました。

私は「私まだ一つ目だよ」と言ったのですが、彼はもう一切れに手を伸ばしてその半分を取って何事もなかったかのように口に運びました。

それに私が少し怒った口調で「ねえ、もう半分以上食べたでしょ、酷いよ」と言うと、「残りは君の分だから」と言って、デザートを食べ始めました。

私はまだピザを食べ終わってなかったので、デザートも私の分まで食べないように言ったのですが、彼はあっという間に半分に到達して、少しずつ私の分までちぎって食べ始めました。

結局私はピザもデザートも1/3程かそれ以下の量しか食べることができませんでした。

私は「やめて。これ以上私の分食べないで」と言ったのですが、悪びれる様子もなく、私が残りを食べるのを隣で見ながら口をあけておねだりをしてきました。

その後彼は私の本気で怒った様子に気づき、「ごめん、俺の方が体が大きいから食べる量も多いんだ」などと言ってきました。

私160cm、彼は188㎝で筋肉質なので食べる量が多いというのは理解できますが、二人で一つの物をシェアする時までその理論を使うのは思いやりがないと思います。

しかも割り勘で買ったものなのに私の方が食べられる量が少なくなるのはおかしいですよね

前々から、一緒に袋のお菓子や大皿料理をシェアする時彼のペースは速かったです。

しかし、その材料費を払っていない私は食べる量の不平等さについて何か言う権利もないと思っていました。でも今回は割り勘なのでモヤモヤしています。

彼氏の今回の行動の原因でありそうなこと、対処法、これから私が彼にどう接するべきかなど、アドバイスがあれば聞かせてください。

引用:発言小町

ピザとフォカッチャを割り勘で買ったのに、彼氏が一方的に食い尽くすとは信じられません。いや、信じたくないですが、実際にこういう人、いるんですよね。食い尽くし系の典型例といっても過言ではありません。

そんなことされたら百年の恋も冷めてしまいそうですが、相談者さんはよく今後の付き合いについても考えられるなあと思います。

それでも今気づけてよかったですね。正直今後の交際もあまりおすすめできない相手ですが、わずかとはいえ彼女の分を残すだけ更生の余地があるのかもしれません。

 

寄せられた回答から考える食い尽くし系の対応

今回のエピソードは読んでいるだけでも彼氏の卑しさしか感じないし別れを推奨したいところですが、その前に相談者さんが今までおごりを理由に閉じ込めていた気持ちを伝えるいい機会なのかもしれません。

ともあれ相談の内容である、彼氏の行動の原因、対処法、接し方のアドバイスを考えてみました。

もし彼氏が食い尽くし系という人がいるならば、トラブルの際に参考にしてもらえたらと思います。

 

「体格が大きいから」は屁理屈

食い尽くし行為をそれまで我慢していたことは裏を返せば今回の事件までの交際期間はそれなりにあったということ。

それまでおごってくれていたのが割り勘になり、相談者さんも割り勘だったこと自体は合意がとれていることからも付き合いの期間がうかがえます。

おそらく相談者さんは食い尽くし系彼氏の安全圏に入ったー彼氏は「ちょっとやそっとのことではもう別れないだろう」と安心している―のではないでしょうか。

口を開けておねだりなんて子供じみたことをしていることに相談者さんへの甘えが顕著に表れています。とはいえ相談者さんが本気で怒った時に弁解しているだけまだましです。

彼の言い訳もたいがいです。「俺の方が体が大きいから食べる量も多いんだ」って、いやいや、それなら最初から多めに注文しろって話です。

二人でシェアするってことは、「お互いが同じくらい楽しめるように食べる」のが前提。

体の大きさは関係ないし、なんだかんだと言って「俺の方が多く食べる権利がある」なんて理屈は成り立ちませんので毅然として立ち向かいましょう。

 

対処法:「親しき中にも礼儀あり」を今一度話し合う

今回のエピソードの回答では直接の対処法として「それぞれ食べた分だけ払う」「同じお皿や容器に入っているものをシェアするのではなく各自で買う」といったのが挙げられていました。

確かにそれは理にかなっていると言えます。

しかし根っこにある「相手の分まで食べてもいい」という考えが解決したわけではないので、そうした決まりにしたとしても直に相談者さんの買った分まで手を付けるでしょうし、結婚を考えるとなると共有財産ということで会計のルールもなあなあになってしまう恐れがあります。

下手をすればそれこそ結婚後に「自分が稼いだのだから」と食い尽くしを正当化されてしまうかもしれません。

今挙げたようなことを防ぐためにも「あなたの方が食べるペースも速いし量も多いけど、私にも食べたい量があるから勝手に食べないで欲しい」というのはきっちり伝えるべきだと思います。

また、詳しくは後で触れますが割り勘問題と混同しないように、ケチとか意地汚さではなく一緒にご飯を食べるときの礼儀としておかしいことも合わせて話しておくと良いでしょう。

話し合うときには彼氏側の食い尽くし系になってしまった背景(家庭環境)に触れることもきっとあります。おごりが割り勘になる時期というのは、相手の過去を知った上で今後の付き合いについて考えるのにもちょうどいい時期だと思いますよ。

 

接し方のアドバイス:割り勘問題と食い尽くし問題は別

相談者さんは彼氏が今回の事件までも多めに食べていたことについて、「私はお金を払ってなかったのだから」と我慢してきたようですが、これは少々誤った認識だと思います。

本来彼氏は多めに食べる+彼女の食べる分をおごるか、それが苦しいなら彼女にいくらか払ってもらうようお願いすればいいのです。

そもそも気持ちとお腹の問題はお金で引っ込め続けていいものではありません。

相談の回答の中には、デートはちょっとした付き合いでいく食事とはわけが違うのですから、「一緒にご飯を食べて楽しいか」が大切だというズバリそのとおりの指摘がありました。

食い尽くしがあるかないかは今後のデートを楽しいものにできるかどうかがかかっていますよね?一方費用を出すことについて「食い尽くすならお金を出してよ」という論調ではありません。
あくまで費用を負担してないことを理由に我慢してきただけですから。

この彼氏は食い尽くすことを根本的に悪いと思ってないようなので、もし話し合いをする際に今回割り勘だったことを含めると、「お金を出して欲しかったのか」「お金を出せば食い尽くしていいんだな」というミスリードを招く可能性大ですね。

感情としては割り勘だったことにも引っかかりがあっても話し合うときには伏せておき、今後また食い尽くしに抗議する際も金銭面については別の機会にした方がよいでしょう。


食い尽くし系は改善しない

さて、このカップルはこの後どうなったのでしょうか。

食い尽くし系は話し合いして直ることは稀です。

何度か話しても改善しないなら、この関係はちょっと考え直した方がいいかもしれません。

食事は生活の基本。そこに思いやりがない人との未来は、なかなか厳しいものになりそうです。

 

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