最近話題にもなっている「食い尽くし系」問題。
身近な家族や友人の中に思い当たる人がいる……そんな経験をした人は案外多いんじゃないでしょうか?
少し話を聞くだけでも驚いてしまうようなエピソードがたくさん耳に入ってきますよね。
今回は、そんなびっくりエピソードの一つとして、投稿サイト「教えて!goo」に寄せられた“食い尽くし系の父親”にまつわる出来事をピックアップ!
正直、これを読んだらちょっと怒りを覚える方もいるかもしれません。
父親の食い尽くしエピソード
「食い尽くし系」という言葉は、他の人の持ち物や食べ物を一方的に奪い占める人たちを指します。
何を考えているのか、彼らの言い分は驚くほど自己中心的。「冷蔵庫にある=食べていいもの」「余っているんだろうからもらった方がいい」なんて、全く根拠のない勝手な解釈をしてしまいます。
でも、面白いことに彼らの中には“善意”で行動している場合もあるそう。「みんなが喜ぶと思って食べたんだ」なんて、本気で思い込んでいることも。
ここで、娘から父親についてが語られたエピソードの紹介です。
これっておかしくないですか?
先日友人から頂いたロールケーキを父親が「少しもらっていい?」と聞かれて、私がいない間に全部食べられました。
私は全部食べていいとは言っていないので、その事を父親に怒ったら、「そんなに食い意地張らなくても」や「また買えばいいじゃん」とヘラヘラしながら言われました。
おかしくないですか?
どういう思考回路で全部食べてしまうんでしょうか?
私としては発達障害を疑って病院を勧めたいですが、父親は昭和生まれで当時発達障害という言葉がなかったので病院なんて勧めたら「俺は病気なんかじゃない!!」と怒鳴り飛ばす声が安易に想像できるので、口が裂けても言えません。
ストレスの限界です。食い尽くし系にはどう対応するべきですか?
引用:これっておかしくないですか? -先日友人から頂いたロールケーキを父親- その他(悩み相談・人生相談) | 教えて!goo
いかがでしょうか。これはあまりにもひどいエピソードだと思いませんか?
自分で買ってきたロールケーキだとしても嫌なのに、友人から頂いたものを食い尽くされた娘さんの気持ちを考えると他人事ながら本当に悲しい気持ちになってきます。
せっかく友人がロールケーキをくれたのに、一口も食べられないまま終わってしまっただなんて友人にも申し訳ないですよね。
食べた感想を伝えることもできず「父親に全部食べられちゃった」と説明しなくちゃならないなんて、なんて恥ずかしいことでしょうか。父親にはほとほと呆れてしまいます。
その娘さんは、父親の行動パターンに問題があるのではと考え、「もしかしてこれは発達障害かもしれない」とさえ疑っているそうですが、それを本人に言えずにモヤモヤする日々を送っているのだとか。
この投稿には、読んでいるこちらもストレスが溜まりそうです。
「食い尽くし系」に対応する方法3選
注目すべき点があります。
「食い尽くし系」の問題は、ただの食欲の問題ではなく、もっと深い心理的な特性に基づいていることが多いんです。
彼らは自己愛が非常に強く、「自分優先」という思考が常に土台にあります。
その結果、相手の気持ちや事情を一切考慮せず、自分にとって都合のいい言い訳で状況を正当化しようとします。
さらには、他人からミスを指摘されることや恥をかくことを極端に恐れ、謝罪や反省などはまず期待できない。これでは話が噛み合わないのも無理はありません。
では、こんなモンスター級の「食い尽くし系」にはどう向き合えばいいのでしょうか?いくつかの対処法を提案してみましょう。
自分が迷惑を被っていることを伝える
まず最初に試したいのが、ストレートに本人に指摘する方法です。
「あなたの行動で傷ついている」「簡単に人のものを奪っちゃダメ」と、ハッキリ自分の気持ちを伝える努力をすること。
食い尽くし系は驚くほど自覚がないケースがほとんどなので、それを教えてあげることが必要です。
「あなたがやったことは間違いなんだ」と強く言われて初めてショックを受け、自分を見つめ直す人もいるようです。
ただ、今回の投稿者さんのお父さんのように、「俺が悪いわけがない」という態度で聞く耳を持たないタイプには全く効果がなさそうなのが悩みどころですね。
2. あえて仕返しを試みる
次に「同じことをやり返してみる」という手段。
一見過激に思えますが、相手が食い尽くされる側の気持ちを実際に体験して初めて何かを学ぶかもしれません。
例えば、お父さんが大切に冷やしておいたお酒やデザートを、こちらも何も言わずにペロリと平らげてしまう。
そうすることで、少しは愚行に気づいてもらえる可能性があります。でもこの方法はややリスキーでもありますよね。
相手の性格によっては逆に反感を買ってしまい、関係がさらに悪化するという事態も考えられます。
3. 距離を作る選択肢も
もし、どんな方法を試しても状況が改善しない場合、一番効果的なのは距離を置くことかもしれません。
食い尽くし系の行動は長年の習慣や思考パターンに根ざしているため、短期間での改善は難しい場合もあります。
今回の投稿者さんのように、父親がいくら指摘されてもヘラヘラして態度を変えない場合は、最終的に実家を出て物理的に距離を取るというのが最も現実的な解決策になる可能性があります。
まとめ:食い尽くし系は
「たかが食べ物」と思う方もいるかもしれません。
でも、この問題の根には人間性や他者への共感力の欠如が絡んでいるので、単なる「クセ」を治すのとは訳が違います。
今回のエピソードでも、友人のプレゼントが台無しになってしまった娘さんの気持ちを考えたら、どうしても同情せざるを得ません。
食べた言い訳をヘラヘラしながら正当化するなんて、本当にあり得ません。
もしあなたの周りにも食い尽くし系の人がいるなら、まずは冷静に対処法を考えることが肝心です。
自分が無理をしてストレスを溜め込む必要はありません。最悪の場合は少し距離をおく勇気を持ちましょう。
それが自分自身を守るための、最善の選択肢となるかもしれませんよ。
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